秋ですね。
着火ウーマン 矢野圭夏です。
ウーマンライフが発足して約4年。
釣った魚をさばくようになったのと
ちょうど同じくらいの年月です。
で?
って話ですよね。
昨日は、
朝ひとつ仕事の打ち合わせをして
午後、人狼会イベントを開催して
夜は、きまぐれ漁師が釣った魚を調理する、
という1人3役の日でした。
講師。
イベント企画、主催。
料理人。
何も昔から料理をやっていたわけでも
魚が大好きだったわけでもないですよ。
鹿児島に来て1年くらいの時に
「市民のひろば」で見つけた
お魚のさばきかた教室に参加し
ブリときびなごを調理したのが
たぶん初めてだったと思います。
それから2年ほどさばく機会がなく
2012年に夫の釣りブームが再燃し、
やむを得ず、私がさばき担当に。
最初は、アジとか、イカとか
、
普通のまな板に乗るサイズでした。
が、
徐々に巨大化、多様化していき
カツオ、カンパチ、タイ、ブリとお馴染みのものから
キス、タチウオというイレギュラーなものも。
ワタリガニ、なんて日もありました。
(これはもちろん、トマトパスタでしょう。)
出刃包丁と刺身包丁を揃え
ウロコ取りも調達。
小料理屋も夢じゃない、
と思い出したのが2年前。笑
「〇〇が釣れたよー」
と報告を受けるたびに
スマホでレシピを検索し
YouTubeでさばき方を研究。
いかにして素材を活かして
美味しく頂くか、
頭をひねるのです。
研究の成果として、
分かったこと。
キスは天ぷらになるために
産まれてきた魚。
カツオはタタキになるために
産まれてきた魚。
タチウオはみりん干しになるために
産まれてきた魚。
スズキはムニエルかな。
ワタリガニはトマトパスタね。
でもきまぐれ漁師は「きまぐれ」ですから
釣れたり、釣れなかったり
釣れすぎたり
釣れずに帰って来なかったり。
安定供給ができないので
小料理屋の夢はとん挫してますが。
おかげさまで料理の腕は
めきめき磨かれ
今に至ります。
そんな歴史を振り返り気づいたのが
「イベント企画と同じじゃない?!」
(ちょっと無理矢理感がある。)
というわけで、5つにまとめてみました。
1.基本ルールがある。
でも素材により調理法が異なる。
魚さばきもイベント企画も、
基本のやり方はあります。
イベントに置き換えると
講師やテーマにより
場所や時間も変わります。
2.段取りがすべて!
料理ができる人は
仕事の段取りもできる、と聞きますが
まさに、段取りだいじ。
「魚を食べる」のと「さばく」のとで
難易度に差があるように
「イベントに参加する」のと「企画する」
のとでは雲泥の差があり、
その労力や経験が、力になります。
3.誰に向けて調理するか?
がモチベーション。
食べる人が誰かを想定するのも
ポイントですよね。
イベントなら参加者層やニーズ。
喜んでくれる人の顔を思い浮かべてこそ
労力もかけられるってもんです。
ちなみに夫は魚の生臭さが出ると
「食べれない!」となるので
下処理や味付けなど気を使います。
4.提供した後の醍醐味。
けっこう大変なんですよ、調理。
でも
「お魚、美味しいね~」
と食事に夢中になる様子を見ると
贅沢な時間だな~と思うし、
「今度は、これに挑戦しようか」
と次への期待が膨らむのもたまらん!
イベント企画で言うと
主催者の特権は何といっても、
参加者の盛り上がり。
「いい場だなぁ~」
と眺めている時が一番幸せ。
5.やればやるほど、磨かれる!
イベント企画も、魚さばきも
やればやるだけ経験値が上がります。
まな板の上のドデカイ魚と呼吸を合わせて
丁寧に3枚に下す時の気分と
イベントやセミナー会場で参加者と
ライブのような時間を過ごすのも同じ。
というと、
「参加者は魚かいっ!」
と突っ込まれそうですが
そうではなくて、ね。
以上、意外な5つの共通点
と題してお送りしました。
習うより慣れろ。
そう。
行動です、行動。
秋だしね。
↓甑島の大漁端前掛けでごきげん。
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