あなたのこと、信じてるよ。


 

 

いつもありがとうございます!

 

着火ウーマン、矢野圭夏です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「信頼関係が大事」って言いますけど

「信頼」の始まりはどこでしょう?

 

 

 

 

 

 

なにか確かな根拠が積み重なって

「信頼」に値する関係になるのでしょうか?

 

 

それとも

「あなたが信頼してくれるなら、私も信頼するよ」

という交換条件なのでしょうか?

 

 

 

自分が期待するものを得られたから

「信頼する」のでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仕事柄、企業の管理者の方に

お話を聞かせていただく機会があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

ある時、

何度も何度も期待を裏切られた経験から

 

「さじを投げたんです、私」

 

と打ち明けてくださる方がいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あきらめた、っていうと

頑張ったけどできなかった、という感じだけど

もう無理だ、って自分からさじを投げたんです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その方とスタッフさんの間には

私には分かり得ないお二人の歴史や

確執があったことと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お話を聞いていくと

どうやら、お二人の間の問題というよりは

管理者の方が抱える過去の記憶が

強く反映されているように感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう、いいんです・・・」

 

 

 

その方は区切りをつけたように見えました。

 

 

が、

 

 

着火ウーマンは見逃しません!

 

 

 

 

 

 

 

だって、見えたんです。

その方の中に、希望の光が。

この関係の解消が、その方にとって

ブレイクスルーになるって確信したんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相手の立場になってみる。

想いを伝えきる。

2人の間の関係性を見る。

 

 

  

空間を使って、体感していただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ・・・私、信用してないんですね。」

 

 

 

その方から漏れた言葉です。

 

 

 

 

 

 

「それを、彼も感じているんですね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実際はどうか分かりませんが、

自分の目にうつった「事実」に

愕然とされたようでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして

「向き合ってみます」というその方に、

私を彼に見立てて、

「あなたのこと信じてるよ」って

言ってみてください、と私は促しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・言えないです」

 

 

 

 

「じゃあ、言葉を変えましょう。

いろいろあるけど、あなたのこと信じてるよ、

だと言えそうですか?」

 

 

 

 

 

少しの沈黙の後、

 

「はい、それなら・・・」

 

 

「いろいろ、本当にいろいろあるけど・・・

あなたのこと信じてるよ」

 

 

 

言葉を噛みしめながら言ってくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

私はこの言葉が彼に伝わると確信しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうどうにもならない、

あきらめてしまった関係でも

「わたしはあなたを信じてる」という

1つのメッセージを伝えることで

持ち直す関係もあるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな希望の光に触れることができるのも

私の仕事の醍醐味なのです。


 

 

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