おはようございます、
着火ウーマン 矢野圭夏です。
昨日は某ビジネスセミナーで
会議ファシリテーションをテーマに
講義させていただきました。
「充実会議」と「ムダ会議」の違い、
「ムダ会議」になってしまうのはなぜか？
そして、充実会議のためにできることは・・・？
業種が違っても、悩みは共通。
それぞれの課題解決のために
自由なアイデアが飛び交う
あっという間の３時間。
みなさまが今後、現場で
どのような充実会議の場をつくられるのか
とても楽しみです。
さて、今日は３部作の完結編。
県内外に数十の店舗をもつ小売業の
経営者さまからご相談を受け、伺った時のお話です。
（まだの方は、昨日の「北風と太陽（２）」をどうぞ）
お三方とのやりとりを通じ、
自分自身の経験を重ねて
気づくことがありました。
北風の脅威。
いくら意気込んで強く風を吹かせてみても
人の心は動きません。
それどころか
どんどん自分が孤独になっていく。
私がはじめて
戦線離脱を味わった2012年の経験は
忘れがたい挫折であると同時に
最大のターニングポイントでもありました。
この時何が起こったか？ は
メールマガジン
で生々しく（笑）綴っておりますが
人の痛みが分からない
誰も信じられない
助けも求められない
そんな状況でした。
（今となっては
「えー！うそー！」と驚かれますが。）
今日のタイトルにもある「エネルギーシフト」。
意味するところは
自分の原動力（動機、モチベーション）が
重苦しくガツガツしたものから
軽やかでクリーンなものへ移行する、
車がガソリンから電気で走るように、
エコなエネルギーへのシフト。
もちろん生きていれば
つらいこと、苦しいこと、理不尽なこと
ふがいないこと、耐え抜くこと、たくさんあります。
仕事となれば
「好き」だけじゃやってられない現実もあるし
人間関係だって
えり好みするわけにはいかない。
「こんなものだから、しょうがない！」
「今を乗り切るために歯を食いしばる！」
「試練は乗り越えられる人に与えられる」
責任感、使命感、向上心。
これまで信じてやってきたことが
通用しない現実に打ちひしがれてはじめて、
自分のパターンを見直す機会に恵まれました。
「頑張って苦しんでこそ、成長できる」
という
これまで自分を動かしてきたエンジン以外の
成長エンジンもある
と教えてくれた人がいたのです。
まあ最初は半信半疑というか
１００％ 疑ってましたけど（笑）
だって、
特別な才能も美貌も財力もない私が
努力、根性、向上心 で生きてきたんやから！！
頑張らずに、苦しい思いもせずに
やりたいことが叶ったり
目標達成しちゃったり、できるはずがない！
ラクして良い思いをするなんて、
誰も許さないし、誰も認めない！
それはもう、
思い込みや被害妄想のオンパレード。
プライドが許さなかったのかもしれません。
そんなところから、
本来の自分を取り戻していくプロセス。
大人になって社会に出て
ペタペタと張り付けてきた鎧を
１枚ずつ優しくはがしていくような。
外敵から城を守るために
門の前に立たせていた無数の衛兵を
１人ずつ任を解いていくような。
「痛みや苦しみ」のエネルギーから
「喜びや満たされ感」のエネルギーへのシフト。
状況をすぐに変えることができなくても
「事」に向かう原動力は自分で変えられる。
エネルギーが変われば、状況も変わる。
人の心も動く。
そう信じるのは自分。
今回、１時間のセッションを通じ
手探りながらも、希望の光を見出され、
私の役目はひとまず終わりました。
経営者さまは、帰り際に明るい表情で
「大きなヒントをいただいたので、
試してみてご報告しますね！」と。
北風と太陽、どちらを選ぶのもあなたの自由！
さて、どんな自分で2015年に向かいましょうか？？
Ｐ．Ｓ
今となっては「このまま腐ってどうする？！」
と、当時、わずかに残る可能性を
信じられた自分を褒めてあげたい（笑）